ガードレール塗装の自動化技術
ガードレールの色替え・コーティングを
粉体塗装で効率化
VOC規制への対応にも有効
ガードレールの塗装で
こんなお悩みありませんか?
液体塗装の塗着効率が悪い
有機溶剤の健康リスクが不安
材料の廃棄量が増え廃棄コストが増加している
ガードレールの色替え需要への対応が必要
VOC対策を進める必要がある
ガードレール多色化の背景とよくある課題
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多色化の背景
2004年に国土交通省が策定した「景観に配慮した防護柵の整備ガイドライン」により、全国的にガードレールの色替えの需要が増加することとなりました。
参照:「景観に配慮した道路附属物等ガイドライン」(国土交通省)
さらに2017年にこのガイドラインは全面改訂され、防護柵(ガードレール)だけでなく、さまざまな道路附属物の色や形状、配置などが再度規定されています。
これによると、防護柵(ガードレール)と照明、標識柱の色として、ダークグレー、ダークブラウン、グレーベージュ、オフグレーの4色が規定されています。 -
課題
ガードレールの多色化に伴い、生産ライン内で各色に対応する必要が出ていますが、通常の設備であれば色替えには一定の時間を要してしまいます。
また、ガードレールは屋外の過酷な環境にさらされることが多いため、設置後一定期間がたつと剥離や発錆が発生することがあります。
これらの課題に対しては、設備の自動化と適切な塗装剤の提案も含めた高品質な塗装技術による対策が必要です。
ノードソンの粉体塗装技術で多色化や品質に関する課題を解決
ノードソンの粉体塗装技術
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HDLVテクノロジーシステムで
高精度な粉体塗装を実現HDLV (高密度低速) パウダーポンプでは、高密送技術を採用し、より多くの粉体をより少ない圧縮エアーで吐出することで、対象への高い塗着効率を実現し塗料の使用量を削減します。ガンポンプと大容量ポンプを内蔵しており、吸引と吐出の両方向でパージが可能。可動部品とシールがないため、メンテナンスが容易になります。
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粉体塗装なら複雑な箇所への
塗装も簡単に行え、
色替え速度が速く塗着効率も向上HDLVシステムを活用することで、高密度の粉体を低速で搬送することが可能となります。ガンノズルから柔らかくスプレーができ、複雑な箇所にも簡単に入り込み塗装します。また色替え速度の高速化も可能です。
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グローバルでの経験が豊富な
エンジニアよるオーダーメイドシステムノードソンでは、塗装対象物ごとに生産の効率化をグローバルレベルで検討しており、経験豊富なエンジニアが高いレベルでご提案させていただきます。また、お客様の工場の環境に合わせて最適なシステムの導入方法をオーダーメイドで実現するため、スペースの活用や塗装のさらなる効率化を提案します。
自動粉体塗装システムで
ガードレールの塗装を効率化
- ・粉体塗装はスプレーで塗装するため準備時間の削減が可能
- ・粉体塗装用の塗料は揮発することなく、再利用が可能
- ・熟練工の技術や経験によることが多い液体塗装と比較し、
安定した塗装品質を確保 - ・有機溶剤を使用しないため人体への影響は少なく、安全性が高い
関連製品
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Encore® HD - 粉体塗装 オートガン
アンコールHDオートガンは、高い安定性と、高い塗着効率により、非常に効率的な粉体塗布を実現します。
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Encore® HDパウダー ポンプ
アンコールHDポンプは、低速エアーで高密度のパウダーを搬送するHDLV高密度搬送技術を採用したパウダーポンプです。パウダー供給タンクからアンコールHDパウダースプレーガンへのパウダー搬送に使用されます。
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ColorMax®3 - 粉体塗装ブース
カラーマックス3は高速色替え粉体塗装ブースです。品質を向上させ、ダウンタイムを削減し、生産性を最大化します。 ブースの床は耐久性のある Apogee® 複合材料でできており、ブース内に粉体塗料が蓄積しないように自動的にパージ洗浄されます。
塗装の自動化メリット
従来より、自動車製造等においてはロボットによる自動塗装システムが取り入れられていましたが、
近年では建機や建材などの分野においても自動塗装システムの導入が進んでいます。
複雑な形状の塗装も
素早く行える
熟練者が行っていた複雑な形状への塗装もスピーディーに正確に行うことが可能です。
品質・生産量が
安定する
塗装ロボットは指示通りにムラのない塗装作業を長時間遂行できます。
作業者の
安全と健康の確保
塗料には人体に有害な成分を含むこともありますが、ロボットに作業を置き換えることで、作業者の健康被害を低減します。
導入の流れ
- STEP1
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問い合わせ
- STEP2
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ヒアリング
- STEP3
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提案
- STEP4
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図面作成
- STEP5
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お見積り
- STEP6
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ラボテスト